枕木門柱、木製目隠しフェンス、コンクリートと川砂利のアプローチ、人工芝、トネリコ、フェイジョア
人気のビルダーさんから声を掛けていただき、ここしばらくお洒落な建物とのバランスを優先した庭づくりに取り組んでいます。
お庭のデザインは原則として建築が始まる前後からスタートしますので、お客さまのご希望も早い段階で伺うことができ、また地盤高や給排水設備の位置なども三者で検討してより使い勝手の良いお庭づくりが実現できます。もちろんコストの削減も。
今回のリクエストは枕木の門柱と目隠しフェンス。
共に天然のものをというご希望でした。
どちらも防腐処理を施したものを使えば良いところですが、やはり枕木はアンティークな、つまり使い古して傷みかけた中古のものが人気です。
当社の方針としては中古枕木を調達して使う気にはどうしてもなりませんので、これはお願いしてビルダーさんの方に提供してもらうことにしました。もちろん土と触れる面積は極力小さくして建て込んであります。
木製の目隠しフェンスはやはり建物との調和を考え、柱を黒のアルミ製にしました。黒の金属と天然木の組み合わせが、お洒落な建物としっかりリンクしています。
こちらのお宅は前後両面が道路に面していることから、どちらからでもお車を出し入れ出来るようかなり広いコンクリートガレージとなっています。当然コストも高いものになっていることから、アプローチについては安価でシンプルかつお洒落にというコンセプトで臨みました。
あえて現場打ちのコンクリートを等間隔に連続させ、その間を川砂利という対局の自然素材で埋めることで、一定の質感を生み出せたかと思います。むしろ別の天然石やレンガなどを使うよりまとまりがあるかもしれません。
ここでも黒い外壁をスクリーンにして、トネリコの自然樹形が面白い味を出してくれました。
初冬の施工であったために落葉後の植栽となってしまいましたが、鮮やかな新緑の頃にはまたお邪魔したいと思っています。