東日本大震災から7年を経た、今年の3月11日。
今回も私は山元町で過ごす機会を得ました。
前日には、被災した写真を洗浄して持ち主に返却する「思い出サルベージ」というプロジェクトを進めてきた溝口さんたちによる「LOST&FOUND」という展示会&トークショーが行われました。
これは、完全に洗浄・修復できず、持ち主に元に戻ることのなかった写真たちを壁面に並べて、見てもらうことにより圧倒的な人々の記憶や思い出に触れるというものです。
我々の友人でもある溝口さんたちの活動に改めて触れることができました。
翌日は、山元町主催の追悼席に出席し、ボランティアの皆さんが催した膨大な数の竹灯籠による追悼式にも参加しました。
竹灯籠のひとつひとつは町の人やボランティアの皆さんによる手作りで、今は空にいる亡くなった皆さんへの強いメッセージがそこに込められていました。