仙台市太白区にある「子どもの村東北」は、施設内に点在する一戸建ての住宅に、育親と呼ばれる親代わりの方を中心に数名の子どもたちが暮らす、新しいタイプの児童養護施設です。
東日本大震災の直後、必ず両親を失った子どもたちが増えるに違いないという想定で建設が開始されました。
国内では2箇所めということです。
親しくしている方がこの春から村長さんになられたことでご相談があり、施設内の傷んでしまった築山の改修工事をご依頼いただきました。
が、もちろんただ業者として工事を行なっても意味が無いため、初日の土の盛立てや人工芝の敷設を終えたのち、2日目は施設のスタッフや子どもたち、山元町の友人たちも誘ってワークショップを実施することにしました。
赤土と植栽用土に細かく刻んだワラを混ぜ込んで練り上げ、それをべたべたと貼りながらハーブや多肉植物を植え込んでいくという作業です。
植物たちがしっかりと根付けば落ち着いてくれるでしょうが、
なにぶんにもこれは子どもたちの滑り台。
傷んだら再度補修作業を行ないましょうという約束をしながら、いったんの完成を皆さんと喜びました。